2009年8月6日木曜日

原爆忌

今日、8月6日は広島に原子爆弾が落とされた日、
広島出身のわたしにとっては特別な日です。
うちのおばあちゃんは、その日、広島にいました。
幸運なことに原爆を生き抜き、今も元気です。

広島の学校では毎年夏になると
平和学習が盛んで、いろいろ教わってきました。
でももう「十分知っている」から
原爆の話やそれにまつわることを避けて来たところがあるかな、
と最近思います。
わたしは何を知っていて、何を子どもに話せるんだろう。

自分が子どもを持ってから、戦争について
爆弾を落とされること、落とすことについて
そして平和について、考えさせられます。
子どもと戦争を経験しなければならなかったら
どんな思いで、どんな生活をしていたんだろう。
爆弾の中、子どもを守れなかったら???

ぐるぐるぐるぐる
いろいろ考えてしまいます。



原爆のことを考えるのに
是非読んでほしい本を最後に一冊紹介します。
こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」です。
今までのいわゆる「原爆もの」とはひと味もふた味も違う
しみじみとした素晴らしい作品です。
わたしはあまりの衝撃と感動に、何冊も買って知り合いに配りました。
ああ、こんなつたない説明より是非手に取って読んでください。
お店にも置いてあります。

2 件のコメント:

  1. お久しぶりです!
    この本、私も主人の紹介で読みましたよー。
    原爆投下は悲劇と知りつつ、
    その悲劇にフォーカスを当てている作品は、
    正直読むのがキツイと感じていましたが、
    この作品は、確かに確かに
    静かな共感(原爆反対!戦争反対!)を覚えました。

    またお店にも行きますー

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  2. また来てくださいー。
    こうの史代さんはすんごい漫画家です。
    本当に尊敬しちょります。
    新しく出た「この世界の片隅に」(上/中/下)
    も大推薦です。

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